ラジコ~恐ろしくも期待するラジオプラットホーム

2010年3月15日と言えば、ラジコ(radiko.jp)の開始日ですね。
ついにきたか、IPサイマルラジオというわけでございます。
サイマルと言うだけあって、実際のラジオ放送と、全く同じ放送をしている、はず。。
まだ、聞き比べてはいないです。
どのタイミングで始まったのかは、厳密にはよくわからないのですが、日付が変わってからの深夜放送ですでに開始されていました。
いや、おもしろがって、TBSラジオのトップページをのぞいてみたら、リンクがこっそりアクティブになっていたので、聞いてみました。
いやー、めっちゃちゃんと聞こえますよ。
今回は、8月31日までの試験放送で、その後は実用化を目指しているということです。
今のところ、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の関東グループと、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県の関西グループが視聴地域ということです。
現在の採用技術は、IPv4のユニキャストとのこと。
だから、視聴地域の判別は、IPアドレスでやるです。
そう考えると、末端にグローバルアドレスがきてないと、聞くことができない可能性がありそうですね…
まぁ、多くの場合は、心配しなくてもいいのかもしれませんが。
この放送の実施に当たり、もっとも大きかったのは権利関係と聞きます。
具体的には…そうですね(爆)
ポッドキャスト配信のラジオ番組において、曲をかけることがないどころか、効果音やジングルなども、極めて多くの場合排除させられているという事実が雄弁に語っています。
サイマル放送ですから、こういう曲もきっちりかかってきます。
すばらしいですね。
名目上、聞こえない地域に、ラジオ放送を届ける手段と言われます。
あとは、インターネット世代にラジオの存在を知らしめるというのもあるようです。
前者は、、、インフラ整備をサボったから…ともいえる気がしてますが。
まぁ、高層ビル的な感じも増えていて、テレビよりは難しいことが多いとは思いますが。
権利関係で言いますと、このサイマル放送を録音するというのが、どのくらいあり得るかが問題に思います。
熱心な人は、曲の部分だけ切り取るとか、某サイトなんかにアップロードしちゃうとか、最悪、番組まるまるポッドキャストにして配信しちゃうとか…
サイマルで全部流せるなら、ポッドキャストで全部流すという道はなかったのか…
早送りできちゃうと、やっぱりCMをぶっ飛ばされるということなんでしょうね。
このサイマルラジオ、全国実施は行わない可能性があるのではないかと思います。
権利関係は、自分の権利侵害をびびっている訳ですが、地方局に関しては、自分のところの番組放送中に挿入される広告にメリットが少なくなるのではないかとびびっているのではないのかと考えます。
チャンネルが増えるので、まぁ広告単価は上がるでしょう。単純には広告が行き渡る可能性も高くなりますが。
もし仮に、どこの地域の放送も、全国どこでも聞くことができるようになると…
地方は、深夜を中心に、存在価値が限定的になる時間帯が存在します。
この放送、設備投資はしないと無理でしょう。
権利関係も、某社団法人との包括契約も、より高コストになるかと…
すると、やらない方が収益的にはいいという判断は、容易に想像できるのです。
あとは、USB接続なんかの、ラジオ受信機ですね。
これ、ラジコが使えるところでは、利用価値がほぼないです。
録音ソフトくらいでしょう。
売れなくなると考えます。
まぁ、ラジコを録音するためのソフトウェアが存在しうるなら、便利でしょうね。
ある程度お金を出してもいいと思えるくらいです。
ラジコが正式サービスと発展すると考えた場合、ポッドキャストが何か変化していくか、そして、ラジコが有料化するかどうか…
なかなか、目が離せないところです。
『石原さとみ SAY TO ME!』が、5年の放送でついに勇退ということで。
増えすぎた女優枠がここに来た感じですね。
彼女は、ラジオでのイメージは、バラエティではきはきして気持ちいい感じと、完全に一致する好印象でしたから。
歌の歌詞を朗読するなど、女優を生かして意欲的でありましたしね。
こういう悲しさは、突然訪れるものです。
ラジコー(爆)

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