無理のないエコ

近所の桜のお祭り期間、ペットボトルの回収に持っていっていたスーパーの回収ボックスを閉鎖するという貼り紙がでていました。

なんてことはない、祭りの出店で浮かれた輩が、ペットボトルや牛乳パックやプラスチックトレーの回収ボックスをゴミ箱にしてしまうという事実を認めての対応と推察されます。

例年そのような対応だったと思うのですが、いろいろと失望や不信で彩られてきている2014年において、僕はひとつの終わりを感じたのです。

もう、空きペットボトルをスーパーまで持って行くのは止めよう。

もともと、わざわざスーパーまでペットボトルを持って行っていたのには理由があります。

・近所のゴミステーションに併設されるペットボトルネットかごが、数日満杯で、出すタイミングがわからない
・たまに、10円のクーポンがもらえた(何年か前に廃止)
・駅の道のりにスーパーがある(何年か前にもっぱら利用する駅が変わった)
・根拠のないエコ正義感・満足感

僕を甘やかす要因がなく、出しに行くことはごくごく日常の行動からはぶれ、それ自体を誇れるのかも自信がない。

ゴミステーションが満杯かもしれない可能性はあれど、止めるには十分すぎる理由があったわけです。

本件はひとつの具体例ですが、もう本当に最近は、何かに対して、そのこと自体の意味のなさを悟ったような気持ちになることが、とても増えました。

僕は、こうして乾燥した物体に近づいていくのでしょう。

それでもたまに、自己矛盾がある。

いつか、もっと大きな事を止めてしまいそうにすら感じることがあります。

生きろよ。

クラウドに送信~

少し前に、Baiduの日本語入力ソフトが入力した情報を送信してます、そう、クレジットカード情報もね、とかで話題になっていました。

もう…忘れちゃいましたかね…

ネット上の声で多く見られたのは、外国(中国)に情報を送信していると言うことの感情面が大きかったように思います。

外国であることが、それ自体悪に結びつくのか、本来はあまり関係ないところですが、どうしても中国や韓国については、特別反発する要素があるのでしょう。

無理もないとはいいませんが、ある程度しょうが無いと言いますか、当然なのかなと思います。

最近の日本語入力ソフトは、全てに実装されているとは言えませんが、クラウドの機能を持たせたものは少なくありません。

特に、辞書・変換の機能は、参照するべきデータをクラウド化しておくことによって、内容の更新をより簡単にしつつ、洗練されたデータを使うことができます。

端末間での辞書共有なんかでも、基本的にクラウドを活用してるものと思いますよ。

クラウドにある変換候補を探しに行くと考えると、入力したものが全て見られているような気持ちになりませんか。

この考え方が正解かどうかは、ぶっちゃけよく分からないのですが、十分そういう可能性は踏まえておくのがよいでしょう。

ATOKでも、クラウドがありますから、強く警戒するなら、使わないほかないわけです。

まずは、タダより怖いものはないとか、お金ではない何かは提供しているということを自覚し、気をつけねばですね。

ではでは。