オンラインライブを見て感じたこと

今年もよろしくお願いいたします。

2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響があり、これまでの生活様式を大きく見直すこととなりました。その結果、従来のやり方を変えて、継続したことも出てきたと思います。

比較的当たりだったと言われるのが、オンライン系のイベントです。特にエンターテインメント分野に関しては、ライブや舞台をオンライン化することにより、地理的な限界だったり、金銭的・心理的なハードルをクリアして参加・視聴したという方も、多かったのではないでしょうか。

かくいう私も、結構いろいろ見たものです。課金が必要だったもので、2020年に参加したものを列挙します。

  • 日向坂46「HINATAZAKA46 Live Online,YES!with YOU!」(2020年7月31日、無観客)
  • 欅坂46「THE LAST LIVE」(2020年10月12日、無観客)
  • 乃木坂46「NOGIZAKA46 Mai Shiraishi Graduation Concert ?Always beside you?」(2020年10月28日、無観客)
  • Creepy Nuts One Man Live「かつて天才だった俺たちへ」(2020年11月12日、観客あり)
  • 乃木坂46「乃木坂46 アンダーライブ2020」(2020年12月18日・19日・20日、観客あり)
  • 日向坂46「ひなくり2020~おばけホテルと22人のサンタクロース~」(2020年12月24日、無観客)
  • 福山雅治「30th Anniv. ALBUM LIVE AKIRA」(2020年12月27日、無観客)

   ※欅坂46のラストライブは、1日目しか見なかった

オンラインライブのメリットは、既にいくつか挙げていますが、他にあるとしたら、配信だからこそできる演出でしょう。CG、ARを使った演出が特に印象的でした。そういうことも踏まえ、一番よかったなぁと思えるのは、ひなくり2020です。私の推しメンであるまつだこの(このちゃん、松田好花)が病気療養から復帰し、一部パフォーマンスしたことが大きかったことは抜きにしても。

オンラインライブのデメリットは、視線=自分が何を見るかが制限されることだと感じました。ライブに現地参加した場合、自分の席があるのである程度の限界はありますが、どこを見ようが勝手な部分があります。一方で、オンラインでの配信となれば映し出される映像がすべてであり、映っていないところで推しメンが神パフォーマンスをしていても、見ることができません。最初から見えないなら、期待しなければいいという立場が取れるので、絶望するほどのことではありませんが。
この点は、同等の公演を短期間に複数回見ると、結構ツラいことがわかりました。乃木坂46のアンダーライブは結局全日程見てしまったのですが、アンダー曲が30曲あり、1日目・2日目が重複ありで20曲(そのうち重複はたしか10曲)、3日目はノンストップで30曲披露でした。さすがに、ちょっと飽きちゃったかな…という印象も持ってしまいました。

また、生パフォーマンスの配信は常にイレギュラーがつきまとうため、カメラアングルが完璧であり続ける保証はありません。スタッフや別のカメラが映り込むことは、それほど珍しくないことも体感することができました。リハーサルがどれだけきちんとできるかによるのかもしれません。欅坂46のLAST LIVEや白石麻衣卒業コンサートは、非常によくできていたと思います。
観客がいる場合の配信ライブですが、接写するカメラが現地の人にとって邪魔になってしまわないのか、ちょっと気になりました。まぁ、会場に設置されているであろう大型液晶の映像は配信の映像と同じ可能性が高く、もっぱらそっちを見ていると気にならない可能性がありますが。また、主に演奏や歌唱を楽しむのであれば、少々カメラが目障りでも問題ないと考えるかもしれません。Creepy Nutsは、そういう観点でもよい武道館公演になったと思います。

ライブの醍醐味の一つは生パフォーマンスにあると思っています。失敗であったり、ある意味の不完全性は、生パフォーマンスであることを裏付け、時間を共有している感じがあやふやになりがちになる配信ライブに、生きている感覚を与えてくれます。アーカイブ配信があるライブも増えたと思いますが、公演日に見たあと、再度アーカイブを見たという方は案外多くないと考えています。サブスクの影響もあり、さまざまなコンテンツを大量消費する時代、エンターテインメント分野においても、同じものを繰り返し楽しむということは少なくなっているのではないでしょうか。音楽のように、日常行動に溶け込みやすいものはさておき、一続きで2時間程度はかかり、視線を必要とするライブはなかなか短期間で繰り返してみるのは大変なのではないでしょうか。
さて、生パフォーマンスならではの感覚を踏まえ、福山雅治のライブですが、僕は混乱しました。そもそも、配信当日生パフォーマンスだったか、事前収録したものを配信したのかわかりませんでしたが、完璧過ぎたのです。演出およびカメラアングルは完璧(カメラやスタッフが映り込むような場面がゼロ)だし、事前に歓声の音声を送ってもらう取り組みをやっていて、それこそ実際のライブをオンライン上に再現しようとする試みだったと思います。完璧過ぎて、ライブらしくないなと感じてしまいました。公表されていなかったと思いますが、事前収録の配信だったのでしょう。そう考えても、やはり完璧過ぎる不自然感がありました。収録された音楽番組で、ライブ部分を2時間続けて見ているような感覚は、体験がないのです。なので、脳が付いていかなかったのだと感じました。

事前収録したライブの配信は、多くはありませんがいくつか取り組みとして見かけたと思います。正直なところ、運営スタッフがコロナ陽性で、主たる演者が濃厚接触者と判定されてしまうと、全滅してしまいます。なので、ある程度期間の余裕をもって収録してしまった方が、イベントをやりきるという観点であれば正しいです。ライブなので、撮って出しにしてしまっても、言い訳できるというか、格好がつくというか、それが正しいという感じがします。
あと、「この日のこの時間」とすると、場所を特定して出待ちが現れるかもしれないというリスクもありますからね。

総じて振り返ると、楽しめたものばかりだったと思います。同じ公演を複数日見ることによる飽きや、完璧過ぎるライブに感じた違和感は、発見になりました。
アーティスト側は、観客のいるライブができることを望んでいる方が多いですね。それができることは普通の世界だったのですから、当たり前だと思います。普通にライブができつつ、オンラインライブ・オンラインイベントが、さらに新しい次元に進むことを期待したいと思います。

2021年も、年始から厳しい状況ですが、どうかご健康に。

それでは。

井口真緒の卒業について考えてみた

日向坂46の井口真緒の卒業が発表されました。

2019年9月に男性とのツーショット写真が撮られ、誌面だったかWebだったかに記事の掲載予告が出て、その記事がお蔵入りになって、井口が写真を認めて謝罪して活動自粛になった記憶があります。

オダナナに続く坂道グループの異性関係の話題でしたが、オダナナと全然違う形で、マジで全然違うなって思ったのは記憶に新しいです。

オダナナは髪を短くしてからかなり好きになりました。僕の記憶する最後のオダナナは、ゆかのすけ(菅井友香)がレギュラーの月曜レコメンで、読売中高生新聞の「実録・レコメン! リスナー事件簿」にゲスト出演されたのが最後でしたね。

異性関係報道のタイミングが悪すぎて、欅坂46の東京ドームライブに出られなかったのは酷すぎました。

 

おっと、井口真緒の話でしたね。

異性関係なので仕方ないという意見や、握手券完売を目指し、ブログで激しい攻勢(?)をかけていたことを批判するコメントなんかも見ました。自分はあんまりそういうのないのでわかりませんが、そういう指摘はある程度理解できますね。

一方で、戻ってきてほしいという意見や、ひらがな推し・日向坂で会いましょうで人気だったスナック真緒のコーナーを惜しむ声も多く見ました。

スナック真緒は一通りやったのと、常連客の若ちゃん(若林正恭)が海外に転勤とか謎の設定で終了した記憶があります。2019年の流行語大賞に、げてもの系料理に挑戦するひよたんが「くっさ!」と言ったのがノミネートされていましたね。

ゲテモノと言えば、坂道テレビ第2弾(の拡大版だけかもですが…)井の頭公園の謎自販機でイナゴとかにチャレンジしていましたよね。かとしとかも当然いいんだけど、ひよたんがいたらヤバかったかもって思いました。

 

おっと、井口真緒の話でしたね。

僕が把握しているネット情報だと、井口は臨床心理士だかカウンセラーだかを目指しており、大学院に通っているという話がありました。

裏付けがないので、そうなんだくらいに思っておりますが、年齢的にダブったり浪人したりしていなければ、もうじき修士課程を修了するタイミングのはずです。

実際の活動終了を3月中に調整し、本当に4月から会社員(?)として働き始めるのかもですね。「社会人を甘く見るな」というバカみたいなコメントもありましたが、気にする必要は無いでしょう。

 

CoCo壱番屋のキャンペーンや、DASADAには登場しているため、活動再開を楽しみにしている人も多かったと思います。

一方で、3rd・4thシングルの活動に参画できなかった影響と、歌やダンスを苦手にしているところが、厳しい判断に結びついた可能性はあるでしょう。

卒業するに至った判断は、私にとってはどうでもいい話です。もともと、ひらがな最年長が井口で、思考停止して順当と考えれば、井口が最初に卒業するだろうというのがありました。それは、井口が大学院生で…という話に通じます。

結果的に、立つ鳥跡を濁さずといかず、おめでとうと言いにくかったのが悔やまれます。しかし、他メンバーは井口とのツーショット写真を載せる者もいるので、実際慕われていたんだと知れて、グループのファンとしては嬉しくなりました。

齊藤京子の井口に関するブログが泣けると話題になっていました。もちろんよかったのですが、僕は潮紗理菜の井口に関するブログが泣けました。

ゆったんがパーソナリティをしているThe 魂で、ゆったんの代打でひらがな欅メンバーが出たとき、井口と潮でした。その後、日向坂がゲストにきたときも、井口と潮でした。

井口がゆったんが大好きということがあって、このラジオ共演のことをブログで無骨に書いていたのが、スゴく面白かったです。潮は聖母と呼ばれることもありますが、興奮して暴走する井口を優しく見ている感じで、本当にいい奴だなと思っていました。最近は日向坂で会いましょうに、謎のプロダクトを持ってきたり、長尺のエピソードトークをやったり、『ソンナコトナイヨ』では2列目になったり…メチャメチャ頑張れて結果も出ているのは、いい同期に恵まれていたのでしょう。

スナック真緒の話ですが、アレはバラエティなのだから、現実に店を出してほしいなど、夢のまた夢でしょう。できたら行くのかとか、結構いろいろありますよ?

まあできることなら、卒業するまでにしれっと日向坂で会いましょうに復帰し、上村ひなのをフューチャーしたスナック真緒の最終回をやってほしいところです。そして、井口ママが辞めた後をバイトの愛萌に引き継がせて、たまに何かするでいいのではないでしょうか。

 

そういうわけで、お疲れ様とか外部やファンが言いにくくてアレですが、日向坂で会いましょうでせめて卒業の挨拶くらいできればいいなと思っています。

残り少ない活動期間と推察しますが、井口本人には悔いなく活動を終えられればいいなと願うばかり。

 

それでは。