私生活の切り売り

「あなた様は底辺ではないでしょ。なぜなら、あなたの名前を私が知っているほど有名なのだから」

名言ぽいけど、意味のないセリフで始まりました。

芸能人が自らを底辺と称するなら、自己破産するとか、社会的に強烈な打撃を受けるとか、そういうやつが必要だと思うのですよ。

だって、仮に僕より給料が少ないとしても、Twitterのフォロワーが僕より多いでしょ。

最近、ネットを中心に叩かれる傾向があると感じるのは、ブログやInstagramに掲載されるプライベートショットに対して“私生活の切り売り”として、ネタ不足とか、話題づくりに必死とか、そういうやつです。

「それが仕事だから…」と言ってしまうと台無しですが、批判する方は何がそんなに不満なのか、僕が理解できなくなってきたのですよ。

いかんせん、自分にも心当たりがあります。

ラジオの投稿をしていて、ふつおたとして、自分に起きた出来事を話題にすることがありますよ。
ふつうのお便りに限らず、何らかの募集ネタだったり、大喜利的なおもしろコーナーだったりでも、自己のプライベートが立派なネタ元なのです。

ですので、“私生活の切り売り”と称されるものについては、自分もやっていることから、僕はたとえ気に入らなくとも批判する権利がないと気が付いたのです。

叩きたい時・叩きたい相手には、揚げ足を取るような感じでなのでしょうが、程度問題は存在するでしょう。
なので、「やり過ぎ」という面は気になります。

この観点で非常にホットなジャンルがあります。ご自身のお子様がらみです。
子供は載せないという方がいる一方、自分・恋人・娘のスリーショットを披露する方もいるわけです。

お子さんの写真とかになってくると、身内ではあるものの、お子さんご自身の許諾あんのかみたいな批判を交わしにくく、親のエゴ感が強く感じられるという側面があるのではと思います。

私生活の切り売りは、当事者が相応のリスクを背負って話題を得ていると考えられますが、ただ損をするだけの人がいる状況にならないよう、格別の配慮は求められるでしょう。
あれですよ、自分の母親が、クラスメートのお母さんに自分のことを話しまくったことを知って、自分の母親にキレたってやつ。こういうことになるなよってこと。

上記のように考えると、すぐにでも叩いた方がよさそうなことって、意外とないですよ。
写真より言葉の方が影響力が強そうだし。

なので、こういうのですよ。
「そこまでやって、問題ないのか??当事者に怒られないか??後々後悔しないか??」

今日もためにならなかったな…

それでは。