主人公、かく語りき

今やってるアニメで、録画をしていて、試聴の(心理的に)優先順位が高いものの中に、俺ガイルと暗殺教室があります。

暗殺教室は、こっそり二期が決まったようで、よかったです。
原作のすすみ具合とかまるで知りませんが、既に楽しみです。時間がかかっても良いので、中学を卒業するまでを見届けたいと思います。

あと、俺ガイルは、最新の5話まで見ました。
正直、恐れ入った。
(ネタに言及するので、これ以上は語りません。僕が一連の生徒会長選挙のエピソードでどんな風に考えたか、語りたいレベルでした)

この二つのアニメに見いだす共通点は、(広義の)主人公による語りが挿入されることです。

俺ガイルは、比企谷君が心の中で思ったことがリアルタイムに挿入されます。

暗殺教室では、主に最初と最後に渚ちゃん視点での回想とか思いが入ります。

どちらも好きです。

思ったことが言葉になることで、僕は感情の答え合わせをしているのだと思います。

俺ガイルでは、おかげさまで自分が比企谷君になったような気持ちで見ています。
ヒッキーってあだ名、宇多田ヒカルと同じだよね。元気かな…ってことではなくて、自分がヒッキーに似ているかと言われると別にそんなことないのだけれど、自分が八幡だったらどうするのかとか、どう思うのかとかって考えますね。
ちなみに、戸塚(の中の人)と間違ってもいいと思っていて、断然由比ヶ浜が好きだし、小町も好き、川崎さんの名前だって覚えました。

内面描写に価値が高い作品において、誰かの気持ちを考えることは理想的な観賞方法の手段に思います。
俺ガイルについては、ある意味物事を俯瞰した比企谷八幡の視点が、僕自身の思考を超えていることが時々存在し、心地いいしてやられた感を覚えているのです。
(そういう意味で、2期の5話は最高だった)

暗殺教室は、特に最後の方の語りに、殺せんせーとの暗殺を通して、考え、感じ、悩む中学生の心情を感じ、時おり感動を覚えます。

殺せんせーを、いいやつだと捉えていることに、僕も共感するので、渚ちゃんの言葉は違和感なく聞こえます。

暗殺教室については、語りだけでなく、殺せんせーのみならず、烏間先生がよい先生であるのも大きいです。
烏間先生が、ひたすら職務に忠実なだけでは物足りなく感じたのですが、彼自身も生徒を通じて学びや変化がある点、共感するのです。

もちろん、ナレーショーン係のナレーショーンもいいのですよ。
さばげぶっ!や、今やってる境界のRINNEを思い出すといいです。
もっとも、、この二つはナレーショーンをあえてシュールに調整してるけどね(笑)

やはり、視点が変わって感じられることに、他にない心地よさを見出しているのですな。

それでは。