現場で

今日、新しい財布を買いました。
で、帰りなんすけど、
「あぁ、あっちのホームの方が早いべ」と思って、移動したんすよ。
そしたら、階段の踊り場で倒れてる人がいたのね。
まぁ、酔っぱらいが多い路線やから、そんなに珍しいことやないんですけど。
で、人が側についてたんやけど、ちょっとみただけでヤバイ様子が分かったのね。
でも、特に助けようとかする人は他にいないのね。
そりゃあ、他人やし、電車の時間もあるし。
探せばその近くにいたんだろうけど、確実な方がいいと思って、改札口に行って駅員を呼びました。
現場に移動中、「酔っぱらいだとこっちが怒られちゃうからね」など、事実を知らん人しか言わないことを駅員が話していました。
すぐにことの重大さを気が付くんですけど。
現場に戻ると、なにやら救急車の手配はしたらしいと分かりました。
よくみたら、頭からの出血らしくて…
駅員を呼んで、救急車を呼んだんやったら、僕のやることないやろと思って、プラットホームまで降りました。
で、電車に乗ろうと思ったんすけど、やっぱり怪我の人のことが気になって、救急隊員が来るまでになんかあって、人手が足りんとかやったら最悪やと思ったんで、現場に戻りました。
で、とりあえず駅員がひとり怪我人に寄り添ってたんで、「何か出来ることありますか?何でもやるんですけど」って声をかけました。
「まぁ、こういうのは動かさないのが一番でしょう。救急車を待ちましょう」ってことで、そのまま待機してました。
こういう時間って、長いですよね。結局、10分くらいで救急車が来たんですけど。
怪我人の人はとりあえず意識はあり、なんとかなりました。
縫ったりするんやろうけど、よくなるといいですね。
こういうことが、目に見える次元であると、つくづく自分は無力やなと思います。
結局、ほとんど野次馬と変わらんようなことしかしてないし。
誰も助けられんのに、俺は大切なひとを守れるんか―

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