こんな雨の日

今、バスにいます―
朝から東京入りし、セミナーに参加しました。
筆記試験もやりましたが、私は対策はきちんとしたのですが、紙の筆記試験では非常に戦績が悪く、実は今日は結構できたんですが、期待しません。
雨の日はやや活動意欲が下がるし、雨の日に自転車には乗らない主義のため、考え事が多くなります。
両親には「悩みなんてないだろ」と、よく言われていましたが、悩みというより、単に考えたいことが多くて、色々もの言う息子として育ちました。
この点に関しては、私が大学進学した頃から、両親はやや肯定的にとらえるようになったようです。まぁ、色々あったからねぇ…
それでも、やっぱり私の考える深さや視点とは差があります。それが個性なんだろうし、それが自然と合致したり共感したりできることが相性なんでしょう。
たまたまなのか、無意識的なのか、本当は意識的になのか、自分の考えることを発することがめったにありませんでした。理由はいくつか考えられますが、一番大きなのは、誰も聞いてくれない、わかってくれないと思っていたからだと思います。実際、親に対して自分の持論を戦わせたときは、必ずと言っていいほど大喧嘩になりましたからね。
その結果か、人前ではかなり安定した人間に振る舞うようになった気がします。研究室では無口と言われるぐらいですからねぇ。
そんなこんなで、今でもめっきり自分を表現することが苦手です。
自分なりの変革があるとすれば、芸に想いを託す落語・漫才と、塾講師です。
芸については、恵まれたと思います。
甘えのない一人話芸の落語と、本当にいいボケをする相方がいますからね。
塾講師では、きっと私の生徒は迷惑してたでしょう。雑談しかしないですからねぇ。それだけ、私らしい行動をしていたと思います。
たぶん、気がついた生徒はいないと思いますが、私は大きく2種類の雑談分野があります。
一つはおもしろいもの。ネタと考えてもらえればいいです。もう一つは、私が考えることについて。
大半が前者のため、塾での私のイメージは、
①キャラがいい←責任者とごくごく一部の生徒
②意外におもしろい人←同僚の講師
③気持ち悪い←大半の生徒
です…
楽しい雑談は、基本的にどんな生徒でもやりました。私が機嫌の悪い日なんてないですし、楽しいことはいいことですから。
反面、私の考えを聞かされた生徒は少ないです。主に、
①メンタルを高めたい生徒
②私に進路相談をする超レアな生徒
③勉強がきちんとできていて、私の話を真面目に聞いてくれる生徒
です。ほとんどいません。
それゆえ、私にとってはお気に入りというか、本当に大切な仲間と言えるかもしれません。結局、勉強をする場である塾の役割を越えちゃってる訳ですからね。
私の事情で4月から塾に出勤してないですが、みんなどうしてるかなぁ…かなりの生徒がやめたので、知るすべもない人が多いですけど。私の話で、少しでも勇気が出たり、行動を変えられたりした生徒がいれば嬉しいですね。
さすがに、私と討論をした生徒はいません。将来的に、自分の考えや理想をもってくれれば―
私が目指したいところは、一貫していました。
表現者でありたい。
そして、多様な価値観を表し、感じ取れる人間でありたい。
かなり、高い理想だと思います。だから、まず何かに託して実現したい。それができれば、もっと高度なものやまったくのゼロからも創りあげることができるようになるでしょう。
そんな場を、すべての人にかかわれるレベルで提供したいです。