宣伝効果なしの疑い

都内のJRの駅構内で、ものすごいツッコミどころのあるポスターがあります。
芸能人・有名人の顔写真を大量にのせ、肖像権を訴えているやつです。
初めて見たときは、思わず足が止まりました。
ここまでは見事に宣伝の効果が出ています。
そして、一番右の列にいた坂下千里子新婦に目が止まりました。
特に深い意味はありませんが、坂下千里子はブランチの頃から好きです。
ちなみに、二度目はパァしてるますおかの岡田さんでした。やや左側に載っていたと記憶していますが、あの大量の中で一人だけポーズをとっている可能性があります。
さて、議論はここからです。
私は、このポスターの目的を理解した瞬間、「これ、ケータイで撮るやつがいるだろう」と思いました。
事実、帰宅の時だったか、週末のレジャー帰りだったか、若い男性二人がケータイで撮っていました。
私の想像が的中したわけです。
同時に、極めて危険な問題が起きていることに気が付きます。
撮影を行った彼等は、厳正に処罰するとどうなるのか…
まず言えるのが、本屋で雑誌の中身をケータイで撮られる問題が叫ばれていますが、これと同じく、著作権の侵害。今回の場合、本がポスターに代わったという構図ですね。
既に、不安になります。問題がすりかわってしまいました。
そして、芸能人・有名人という特殊性を考えると、ポスターであっても、肖像権の侵害を誘発すると考えられる可能性があるからです。
泣いちゃいそうですね。
もっとも、そのうような行為は理性とか道徳的な感覚で慎むべきでしょう。
私がパットみて気が付くところなので、広告主は、さすがに予想していたでしょう。対策する気があったのか興味深いです。
そして、芸能スクープを狙うカメラマンは、何か感じるところはあるのでしょうか。
今回、賢明に思ったのは、ポスターはとても人目につくところにあり、大きいため剥がして持ち去りにくい点です。
かつて、広末涼子が独身でブイブイいわせていた時、駅のポスターをまさに持ち去ったところを目撃したことがあります。
とても恐怖でしたね。
どうにしろ、酷いもんです。
人は、ポスターに何を感じるでしょう―