先輩が残してくれたもの

鼠先輩が、今年一杯で芸能界を引退するそうな。
一発屋を自覚していての決断、なかなかできることではありません。
報道によりますと、もとより引退に関してのスタンスはあったようで、いわば予定の事態です。
とはいえ、未練の少しはあって良さそうなもの。
収入の話は出ていましたが、それくらいなんでしょうか。
先輩を誰もが認める一発屋とするには、まだまだ三振が少ないというのが私の印象です。
ただ、彼の意思を固めるに、特にどうこうなかったポッポの次の歌の人気で十分だったのでしょう。
一時とはいえ、世の注目を集めたという事実は、非常に捨てがたく、引き際を間違う人は少なくないでしょう。
円満に辞めるにしても、グダグダになるにしても、きっかけがあるのがほとんどで、できちゃうとか、捕まるとか色々です。
先輩にはそれらしいことがない感じなのが、好感度が高い。
自分だって当てはまりますが、過去にしがみつこうとするのが、よくあるパターンです。
僕なんかは、小学生の頃、いかに自分が賢かったかというのが自慢で、今でもそうですから・゜*。・:゜★
以前、人から聞いた話があります。
小説家なんか書いて、売れた人がいたそうな。
当然、作家としてその後を期待されたらしいんですが、「これ以上のものは書けない」だかなんだかで、朝日新聞の記者とかそういう転身をして、立派になったという。
渡久地東亜は、ジョンソンのホームスチール成功体験で、1回で1度の成功だと疑わしくても、2度やって2度の成功だと、あたかも100%成功すると思ってしまうといった感じで、陥りやすい錯覚を指摘していました。
非常に納得させられるところですね。
どんな道であれ、一流の結果を出し続けられるというのは、相当なことだと言えるでしょう。
B’zが初登場1位を取り続けるのは、類いまれなる才能を持ち、かつ見事に形にしてしまうことでしょう。
こうしてると、自分はなにやっても、なれて一発屋な感じになってきますが。
うまいこと打ち続けることができる分野は、誰にでもあると思いますけどね。
たどり着くことは、とても難しいということでしょう。

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