地デジはいろいろ足かせで

少し、Windows7での地デジ関連で構成変更をしましたので、情報共有いたします。
■前提
僕の自作機は、OSは7のProで64bitですわ。
今まで使っていたチューナーはこれ。

Windows Media Center専用のチューナーでございます。
Windows Media Centerは、7から地デジに対応したのですが、そのインターフェイスの微妙さは、考えさせられます。
最強に微妙なものは、番組表が横に見るタイプです。
言葉ではイメージが難しいかも知れませんが、新聞やテレビ番組雑誌のテレビ欄を思い出してください。
あれは、縦軸に時間、横軸にテレビ局が並んでおりますが、見事にこれが反対になっております。
驚きです。
そして、一度に表示できるテレビ局数が、3つくらいしかなくて、見比べることがとても難しいです。
それだけならいいのですが、僕が操作した限りでは、この残念なテレビ番組表を避けてはチャンネルの切り替えができません。
もう一つ難しいところがあります。
現在、PCにサウンドカードONKYO WAVIO PCIデジタルオーディオボード SE-200PCI LTDを組み込んでおります。

これの実力を出そうとしたら、S/PDIFという形式を選択すべきでありますが、Windows Media Centerの地デジは、S/PDIFのモードでは音声出力を許可しないため、どうしようもございません。
さて、それではどうしたものかと考えますが、サウンドデバイスの中で、準備完了になっており同じデバイスと思われる「スピーカー」というのを選択すると、地デジの音が出てくるようになります。
ただし、「スピーカー」を選択した場合には、たとえばやきゅつくオンラインでバットで打った時の音が出ないなど、不思議な現象が起き、その都度切り替えないといけないという仕様になったくさく、最悪な気持ちになります。
ちなみに、音が出るアプリケーションはいったん全部閉じて切り替え作業をやる必要があるようです…
Windows Media Centerを利用することの大きなポイントは、地デジを視聴していても、Aeroが使えます。
後述しますが、この点はオチがあります。
これは、市販の視聴ソフトを備えるPC用地デジチューナーは、オーバーレイを使っているとかそういう技術的な問題で、視聴ソフトを起動させると自動的にAeroが無効になるのです。もしかして、Aeroを使い続けられるものもあるかも知れませんが、僕は今現在は存じ上げておりません。
Aeroは、ほんのほんの少しPCに不可を与えますが、完全に無視できるレベルで便利(Vistaの場合は、便利さについては何とも…)なので、7でもそこがうまくいっていないのは、悔しいところです。
上記を総合して、しばらくの間PCのAeroを無効にして過ごしてみて、どれくらい自分が不愉快になるかを診断しました。
その時、Windows Media Centerには不愉快でおりましたので、Aeroを無効にすることによる不愉快さと比較することにより、より優れた未来を描きたかったのです。
というものの、、、結論はすぐに出たのです。
いかんせん、Vistaの全盛期の時、ワンセグチューナーを使っていて、Aeroが切れることを体験済みであったし、7のAeroでも日常一番使うことが、デスクトップを透過させる右下の四角にマウスをポイントすることくらいしかないため、Windows Media Centerの方が比べものにならないくらい不愉快だと判断できたのです。
もとより、日常でXPを使って問題がない人が、Aeroがないことに不愉快を感じる要素なんていうのは、とうてい想定しにくいものです。
文字を修飾して書いたオチの件ですが、Aeroを無効にした状態では、Windows Media Centerが使えなくて怒っちゃうんです。
だから、Windows Media Centerの地デジチューナーは暗黙的に、Home Premium以上のエディションを指定していたのでしょう。
Starterだかなんだかは、Aeroが使えなかった気がするので。。
この観点は、Aero無効実験をしなかったらわからなかったですよ。
さて、ホワイトナイトはこれだ。。

すげー最近発売されたやつです。
僕は、3波はありません。お金払ってみるテレビなんて、勝ち組だけの娯楽と考えておりますので。
だから、これで十分です。
これはワンセグが見られます。
特別にワンセグを利用する場面といえば、PSPに録画した映像をコピーするという場合くらいと考えますが、PSPを持ち歩くということは全く想定していないので、必要ないです。
装着した感じは以下のようになりました。
GV-MVP/HS3装着
スゲー小型である意味革命的なのですが、僕の利用しているマザーボードGA-EX58-UD5の残念なPCI Express x1(白いところ)には、Ultra Doubleの銅板に見事に引っかかって差し込めませんでした(爆)
あと5mm隙間が必要かな。。
結果、写真のようにPCI Express x4に差し込むことになりました。
私の場合は、ちゃんと動いてますよ。
そういうわけで、Windows Media Centerよりずっと使いやすい地デジ環境へと進化したのです。
しかも、棚ぼた的でありますが、S/PDIFのまんまでちゃーんと音が出るんですよ。
これは、大きいですね。
Windows Media Centerとひと味違うデジタル音声のサポートなのかなと妄想しています。根拠は比較検証ができる環境がないので、自分の妄想だけです。ごめんなさい。
同封されているmini B-CASカード、確かに小さいです。
ミニB-CASカード
GV-MC7/VSは、早速ソフマップに投げ込んできました。
きっと買い取り上限額3,500になるでしょう。
ちなみに、地デジ移行において、一番最悪なものであるB-CASカードなんですが、他人に譲渡することができません。
そのため、地デジチューナーを売却する場合は、返却されます。
というわけで、3波対応のB-CASカードだけ、手元に残っております。
このことから、中古のPC用地デジチューナーには、B-CASカードが
B-CASカードは、2100で再発行が可能と聞きました。
それを加味すると、事情によってB-CASカードが余っちゃっている人以外には、中古のチューナーなんて、購入メリットはあまりなさそうです。
その割には高い買い取り上限額だと、、、リアルに感じてしまうのは、ある程度の需要があるということなんでしょうね。
Windows Media Centerは、タイムシフト機能を実装しています。
これは、視聴中の番組を勝手に録画し、見逃したところをリアルタイムにさかのぼって見られちゃうといったことが可能になります。
神経質になると、このタイムシフト機能はHDDに書き込み/消去の仕事を熱心にさせてしまうため、HDDの寿命を縮めてしまうという説もあるようです。
論理的には謎ですが、事実としたら残念そうです。
結果的に、まだまだ出てくる製品の完成度に向上の余地がありまくりなので、単純に今後が楽しみというのはありますし、ちょっとでも失敗が怖いというのであれば、熱心に製品の精査をするか、まだ待つのかも知れませんよ。