クリスマスイブを特別にしようとしてスベる

サンタクロースはオーバーにプレゼントをくれたんだ。
それは、Xbox360エリートではなく(別にいらない)、Mac book ProでもiPhoneでもないし(特に後者はいらない)、恋人との甘い時間でもない(時間が甘いって、形容がおかしい)。
僕は、昨日より少し体調がよくなり、仕事に出ることができる。
ありがたいことだ。
ただし、短時間に飲食物を摂取すると、とたんに不安になる。
だから、ケーキをホールで買うと、きっと明けましておめでたくなる。
ケンタッキー屋さんに行くと…悩んだあげく「ビスケット2個」と注文し、レジが女性の場合には「ひとつはあなたに…メリークリスマス」と言うのだろう。
残念ながら、今の私には、こんばんはアクエリアスを飲む以外にリハビリの余地があるかを考えることしかできない。
外に出たからには、独りの女性を見つけてこう言ってやる。
「お嬢さん、どうしたんだい?ミニスカートなんか履いて。冬なのに寒いじゃないか」
ちょっとブラックジョークだなと、先程から妄想はしたんだが、まだまだ物事をきちんと考えることはできないらしい。
僕は、かつて彼女がいたクリスマスを経験したことがありました。
その時、僕は時計をあげたが、彼女はなにもくれなかったのです。
もちろん、自分にリボンをつけてもいませんでした。
それが原因で吹雪になったつうことはなく、夏の花火大会を、家との調整不足で辞退されたことが、ずっと火種だったんだ(根に持ちすぎ)。
なぜ、今日という日を特別にしようとするのか、もう一歩わからないでいます。
「忘れられないクリスマス」は、あなたのことを忘れられないのか、レストランのワインと夜景を忘れられないのか、もらったエルメスの鞄を質に売ったときの査定金額が忘れられないのか、少し考えてみるといいかもしれません。
一方、いつもと同じに過ごすと、なぜか機嫌が悪くなる人もいるだろう。
これだから、難しい。
なんか、過度に飾る必要のないくらいが、理想なのかもしれませんね。
背伸びをし続けるのも、精神という右足やお財布という左足が持ちませんから。
「オーバー、そんなお前はどうなんだ?」
抽象的な質問ですが、答えは、
「僕はどうもしないさ。飾ったって、誉めてくれる人もダメ出ししてくれる人もいないからね」
家を出るとき、手袋が見当たらなかった。
サンタさん…